バイタルチェックとは?
2023/01/25
介護施設や病院などでは、日常的にバイタルチェックが行われています。
バイタルチェックは体の状態を数値化するために行うものですが、具体的にどのようなものか知らない方も多いでしょう。
そこで今回は、バイタルチェックとは何なのか解説します。
バイタルチェックとは
バイタルチェックとは、専用の機器を使って体の状態を数値化し記録や観察のために行うものです。
バイタルサインと呼ばれる体温・脈拍・血圧・呼吸を測定します。
体温
体温計を使って体温を測ります。
35~36℃が平熱とされていますが、人によって異なるためあらかじめ平熱を把握しておくことが大切です。
また熱が上がると感染症が疑われますが、高齢者の場合は脱水症の可能性もあるため衣服や飲水量も確認しましょう。
脈拍
脈拍は安静時に1分あたり60~100が平均です。
しかし、60未満になる徐脈や100を超える頻脈が見られる場合もあります。
頻脈は大量出血や脱水症状など危険な状態が疑われることがあるため注意が必要です。
血圧
血圧は電子自動血圧計によって測定することができます。
高齢者は血圧が上がりやすく、食事や入浴など日常生活の中でも変動しやすいためよく観察することが大切です。
呼吸
呼吸を見る際に重要なのは、息苦しさや痛みがないか・咳や痰はないか・チアノーゼの有無などです。
1分あたりの呼吸の回数やリズム・深さなどを観察して、異常がないか確認します。
まとめ
バイタルチェックとは、専用の機器を使って体の状態を数値化し記録や観察のために行うものです。
バイタルチェックではバイタルサインと呼ばれる体温・脈拍・血圧・呼吸を観察します。
定期的にバイタルチェックを行うことで、体の異変にいち早く気づくことができます。