高齢者に対する歩行訓練の目的とは
2024/03/05
リハビリのメニューとして、歩行訓練を提案されることがあります。
しかし現在歩けている方の場合、なぜ歩行訓練が必要なのか疑問に思う方もいるかもしれません。
そこで今回は、高齢者の歩行訓練の目的をご紹介しましょう。
高齢者の歩行訓練の目的
歩行能力をアップさせる
高齢になると歩けるもののつまずきやすくなったり、疲れやすくなったりすることが増えます。
これは、歩行能力の低下によるものです。
この状態が続くと、歩くのが億劫になり徐々に歩く機会が減るでしょう。
これにより、ますます歩行能力は低下してしまいます。
歩行訓練で筋力やバランス感覚をアップすることで、歩行能力もアップさせられるでしょう。
病気の予防につながる
歩くことで、さまざまな生活習慣の予防や睡眠の改善、ストレス解消や認知機能アップなどの効果が期待できます。
普段車椅子を使っており歩く機会がない方も、歩行訓練をすることでこうした効果を得られるかもしれません。
また高齢になると病気とまではいかないものの心身の機能が低下し、なんとなく不調を感じることが増えます。
こういった不調を感じている方にも、歩くことはおすすめです。
まとめ
高齢者の歩行訓練は、歩行能力をアップさせることで歩く機会を増やし、病気などを予防するために行います。
現在問題なく歩けている方でも、気がつかないうちに歩行能力が低下している可能性があります。
最近つまずきやすい、疲れやすいなど歩行能力の低下が疑われる方は、歩行訓練を検討してみてはいかがでしょうか。