【連載:胃腸の声を聴く】第7回:食事中の「ガブ飲み」が招く恐ろしい悪循環
2026/11/07
📖 前回は「お肉とお魚の脂の違い」についてお話ししました。食事の「質」を見直したところで、今回は「食べ方」のお話です。
いくら胃腸に優しい食事を作っても、ある「最悪の食べ方」をしてしまうと、すべてが台無しになってしまいます。それが、多くの方が無意識にやってしまっている——
食事中、喉が渇くからと冷たいお水やお茶を横に置き、食べ物を水分で流し込むようにゴクゴク飲んでいませんか?スッキリして食べやすい氣がするかもしれませんが、これは胃腸のメカニズムから見ると「自ら胃袋を破壊しにいっている」ようなものです。
👊 「噛まない」と「薄まる」のダブルパンチ
食べ物を水分で一氣に流し込むことには、2つの致命的な問題があります。
食べ物をしっかり噛まないまま水分で流し込むと、食べ物は大きな「食塊(塊)」のまま胃にドスンと落ちてしまいます。胃はこれをドロドロにすり潰すために、通常よりも激しく動き、大量のエネルギーを消費しなければなりません。
大量の水分が流れ込んでくるため、ただでさえ大きな塊を溶かさなければならないのに、頼みの綱である「胃酸」まで薄まってしまいます。
🔥 胃の「オーバーヒート」と無限ループ
🦵 最終的には全身の「むくみ」に繋がる
熱を冷ますために過剰に摂りすぎた水分は、やがて血液や細胞の中に溢れ出します。処理が追いつかなくなった余分な水分は、重力に従って下半身などに溜まり、強烈な「むくみ(浮腫)」を引き起こします。
✅ 水分は「引き算」、唾液は「足し算」
胃のオーバーヒートを防ぐ2つの鉄則
水分は「引き算」——食事中の水分はコップ半分程度にとどめ、「喉を潤すために少しずつ飲む」
咀嚼は「足し算」——しっかり噛んで唾液を分泌させることが、最高の消化サポートになる
この2つを意識するだけで、胃のオーバーヒートを防ぎ、夕方のむくみも改善できる可能性があります。
さて、ここまでお届けしてきたこの連載も、いよいよ次回が最終回です。
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