【連載:胃腸の声を聴く】第6回:お肉とお魚、腸への負担はどう違う?
2026/10/31
📖 前回は「便秘という腸のフリーズ」についてお話ししました。今回は第4回でお話しした「脂質と胆汁(体内の洗剤)」の関係を踏まえて、私自身が自分の身体を使って行った「人体実験」の驚きの結果をご報告します。
「脂っこいお肉を食べると翌朝お腹がゆるくなる」——この仮説を証明するため、夕食のメインおかずを変えて、翌朝の「お便り(便)」がどう変化するかを実験してみました。
🧪 人体実験の結果
同じタンパク質を食べているのに、なぜここまで結果が違うのでしょうか。
🔬 なぜ結果がここまで違うのか
理由は、脂の「性質」にあります。
フライパンの白い脂汚れのように、消化に強力な洗剤(胆汁)が大量に必要
→ 溢れ出た洗剤が大腸を刺激し軟便を作る
水洗いでサッと落ちる汚れのように、消化の手間が少なく胆汁の分泌量も適正
→ 大腸への刺激が減り固形の便が作られる
⚠️ 「肉は悪」という極端な制限の危険性
……ちょっと待ってください。
🎯 大切なのは「微調整(引き算)」
重要なのは、ご自身の「内臓の処理能力」に合わせて脂の負担を少しだけ引き算してあげることです。
お肉を食べる時も、こんな工夫で胆汁の分泌量を抑えることができます。
- 🥩 脂身の多い「バラ肉」を、赤身の「ヒレ肉」や「モモ肉」に変える
- 🍲 油で炒めるのではなく、茹でて脂を落とす「冷しゃぶ」にしてポン酢で食べる
- 🐟 週に数回は、メインのおかずを魚にする
食事の「質」の工夫が分かったところで、次は「食べ方」です。
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