リハビリと機能訓練の違いについて
2023/02/05
介護の現場では、リハビリや機能訓練といった言葉をよく耳にするでしょう。
どちらも同じものとして捉えがちですが、実は明確な違いがあります。
そこで今回は、リハビリと機能訓練の違いについて解説します。
リハビリと機能訓練の違い
リハビリと機能訓練は、どちらも身体機能に問題がある人に対して行われます。
しかし、それぞれ行う目的や必要な資格が異なります。
目的の違い
リハビリは、機能の維持や回復を目的として行います。
また最大の特徴は、医師の指示によって行うということです。
そのため、病院や医師が属している介護施設などで行うのが一般的といえるでしょう。
一方、機能訓練の目的は機能の改善や減退防止です。
機能訓練を行うにあたって、医師の指示は必要ありません。
医療現場ではリハビリと機能訓練は分けて考えられていますが、介護の現場では同じ意味で使われていることもあります。
そのため、介護施設でリハビリや機能訓練を受ける場合は事前に内容を確認しておきましょう。
資格の違い
リハビリは、作業療法士・理学療法士・言語聴覚士といった限られた職種の人のみ行うことができます。
一方機能訓練は、看護師・作業療法士・理学療法士・言語聴覚士・柔道整復師・あん摩マッサージ指圧師など、さまざまな職種の人が行っています。
まとめ
リハビリと機能訓練はどちらも身体機能に問題がある人に対して行われますが、行う目的や必要な資格が異なります。
医療現場ではそれぞれ別のものとして考えられていますが、介護の現場では同じ意味で使われていることもあるため注意が必要です。
当施設では保険外リハビリや個別機能訓練も行っておりますので、気になる方は気軽にお問い合わせください。