パーキンソン病と向き合うために—セルフケアのポイント
2025/02/08
最近、お陰様で多くの方に当事業所をご利用いただくようになりました。皆さん、それぞれの疾患を抱え、リハビリ目的に通われています。
その中でもパーキンソン病を患われた利用者様が少しずつ増えてこられました。
「日に日に悪くなってる。どうにもならないのか?」
殆どの方が、よく似た言葉を口にされます。
結論ですが、週1〜2回リハビリを頑張っても、どうしても症状は進行していきます。これは疾患の特徴でもあります。
しかし、進行を抑えるためにはリハビリを続けることが大切であり、ご自身で心がけること、できることもあります。
そこで今回は、パーキンソン病の特徴と進行を遅らせるためのセルフケアについて簡単にお伝えします。毎日の生活に少しずつ取り入れてみてください。
パーキンソン病と向き合うためのセルフケアのポイント💡
パーキンソン病は進行性の疾患ですが、日々の生活の中で工夫をすることで進行を遅らせ、できることを維持することが可能です。リハビリと併せて、以下のポイントを意識してみてください。
1. 食事でできること
• コーヒーやチョコレート:カフェインやカカオポリフェノールには神経を保護する働きがあるといわれています。適量(1日4杯以上のコーヒーや、カカオ70%以上のチョコレートを少量)を摂るのがおすすめです。
• タンパク質の摂り方:L-ドーパ(薬)の吸収に影響を与えるため、タンパク質(肉・魚・豆類)は昼や夕方にまとめて摂るとよいでしょう。
• 抗酸化作用のある食材:緑黄色野菜(ほうれん草、にんじん、トマトなど)やナッツ類を意識的に摂ると、細胞のダメージを抑える働きが期待できます。
2. 運動でできること
• 毎日体を動かす:リハビリ以外にも、ラジオ体操やウォーキング、ダンスなどリズムに乗る運動が有効です。転倒に注意しながら、安全な範囲で続けましょう。
• ストレッチと筋トレ:関節が固まりやすいため、ストレッチや軽い筋力トレーニングを取り入れましょう。特に足の筋力維持は、歩行の安定につながります。
• 表情筋のトレーニング:無表情になりやすいため、鏡を見ながら「大きく口を開けて発声する」「笑顔を作る」などの練習をすると表情が豊かになります。
3. 生活習慣でできること
• 日光浴:朝の光を浴びることで、セロトニン(気分を安定させるホルモン)の分泌が促されます。1日15〜30分程度、外に出る習慣をつけるとよいでしょう。
• 生活リズムを整える:一定の時間に起床・就寝し、規則正しい生活を意識しましょう。
• 音楽やリズムを活用:歩行時にリズムを取ると動きやすくなることがあります。好きな音楽に合わせてステップを踏むのも効果的です。
パーキンソン病は焦らず、続けることが大切です。無理せず、自分に合った方法でセルフケアを取り入れてみてください。
ではまた氣の向く頃に
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