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「「無理やり勧められた」と言われたら ― デイサービスとご家族、すれ違いをなくす伝え方

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徳島県小松島市中田町字新開44-1

「無理やり勧められた」と言われたら ― デイサービスとご家族、すれ違いをなくす伝え方

「無理やり勧められた」と言われたら ― デイサービスとご家族、すれ違いをなくす伝え方

2026/08/09

「デイサービスで、水を無理やり勧められたって親が言うんです…」
「そこまで管理しなくても、本人の好きにさせてあげてほしい」

先日、「トイレが近くなるから水分は控えたい」というご本人のお声にお応えする形で、水分補給の大切さをお伝えしました。筋肉という“貯水タンク”のお話や、皮膚をつまんで確認する簡単セルフチェック、覚えていらっしゃる方もいらっしゃるかもしれません。

今回は、その続編です。ただし主役は「体のしくみ」ではなく「ご家族への伝わり方」。同じ水分の話でも、今日は少し違う角度からお届けします。

💬 なぜ「水分をとって」が、こじれてしまうのか

現場で「しっかりお水を飲んでくださいね」とお伝えしても、ご本人が「トイレの回数が増えるから嫌だ」と拒否されることは少なくありません。ご自宅に戻られたあと、ご家族に「無理やり飲まされた」「買ってくるように言われた」と、実際より強い言葉で伝わってしまうこともあります。

これを聞いたご家族が不信感を抱かれるのは、ある意味で自然な心理です。人には、自分にとって都合の悪い情報(トイレが大変になる、など)を避け、納得できる理由を無意識に探してしまう心の働きがあります。心理学で「確証バイアス」と呼ばれるもので、一度「無理をさせられている」という見方が生まれると、その後はその見方を裏づける情報ばかりが目についてしまうのです。

だからこそ私たちは、「なぜ必要なのか」を、数字や事実とあわせてきちんとお伝えすることを大切にしています。

🔁 前回のおさらいを、30秒で

筋肉は、体の中でいちばん多くの水分をためる“貯水タンク”。年齢とともにタンクが小さくなるからこそ、外からの補給が欠かせません。そして水分が不足すると血液の巡りが滞り、脳梗塞や心筋梗塞のリスクにもつながる——これが前回お伝えした内容です。

詳しくは前回の記事に譲るとして、今回はその先、「では実際どうすればいいのか」「ご家族には何を見ていただきたいのか」を掘り下げます。

📊 数字で見る、この夏の“待ったなし”

2025年5~9月、熱中症で救急搬送された方は全国で10万510人。2008年の統計開始以来、最多を更新しました。そのうち65歳以上の高齢者が5万7433人と、全体の57.1%を占めています(総務省消防庁調べ)。

  • 搬送された高齢者の半数以上が65歳以上
  • 搬送場所として最も多いのは「道路」ではなく、実は住み慣れた自宅(3万8292人)
  • 屋外での油断より、室内での油断のほうが件数として多い

「外に出ないから大丈夫」ではなく、家の中こそ注意が必要だということが、データからも見えてきます。

🥤 結局、1日どれくらい・どんなタイミングで飲めばいいのか

厚生労働省の目安では、高齢者の1日の水分量は食事から摂る分を含めておよそ2.5リットル。飲み物として摂る量は、1,000~1,500ml(コップ約7杯分)が一つの目安です。大切なのは、一度にたくさんではなく、生活の節目ごとに少しずつ分けること。

🕐 1日の水分補給タイムスケジュール例
1

起床後:コップ1杯(寝ている間に失った分を補う)

2

朝食・昼食・夕食の前後:それぞれコップ半分〜1杯

3

午前・午後のおやつや体操の前後:コップ半分程度

4

就寝前:コップ半分程度(夕方以降は少し控えめに)

✅ 日中にしっかり、夕方以降はメリハリをつけると、トイレの回数への不安も和らぎやすくなります

常温の水やお茶に加えて、経口補水液やゼリー飲料を取り入れるのも一つの工夫です。最適な量や摂り方はご本人の体調や排泄状況によって変わりますので、気になる場合はケアマネージャーやかかりつけ医にもご相談ください。

👀 現場では気づけない、ご家族にしか見えないサイン

私たちは専門職として、多くのご利用者を見てきました。だからこそ「何かあってからでは遅い」という危機感を持っています。でも、デイサービスで過ごす数時間だけでは、どうしても気づけない変化があります。

  • 夜中に目を覚ます回数が増えた
  • 普段より少しぼーっとしている、反応が鈍い氣がする
  • 食欲がいつもより落ちている
  • 皮膚がカサカサして、つまむと元に戻りにくい
  • 体重が数日で急に増減している
  • トイレの回数や尿の色(濃い黄色)がいつもと違う

「こんなこと伝えても意味がないかも」と思わず、どんな小さなことでもぜひ事業所へ共有してください。生活を共にするご家族だからこそ気づける小さな変化こそが、事故を未然に防ぐ最大の鍵になります。

🤝 スタッフも、感情のある一人の人間です

「ご本人のために」とお伝えしたアドバイスに、最初から強い不信感を向けられると、スタッフ側も悲しい氣持ちや困惑を抱えてしまいます。逆に、些細なことでも「教えてくれてありがとう」「家でも氣をつけてみますね」と前向きに耳を傾けてくださると、スタッフの熱量も自然と上がり、「もっと力になりたい」という良い循環が生まれます。信頼関係は、日々の小さなやり取りの積み重ねでしか築けません。

🏘️ 支え合いは、誰か一人の仕事じゃない

安心して在宅生活を続けるためには、介護事業所だけでも、ご家族だけでも、行政だけでも足りません。国が進める「地域包括ケアシステム」も、医療・介護・予防・住まい・生活支援を地域全体で一体的に支えることを目指しています。ご家族と私たちは、その中で共に動くチームの一員です。

「言われたから飲む」から、「一緒に守る」へ。
水分補給は、ご本人・ご家族・私たちの、小さなチームプレーです。💧

リハビリここらdayでは、ご利用中の水分補給はもちろん、ご家庭で氣になる変化も、いつでもお氣軽にお聞かせください。

 

「最近ちょっと違うかも」と思われたことがあれば、次回のご利用時にぜひスタッフまでお声がけください。


※ この記事は一般的な健康情報の提供を目的としており、個別の医療アドバイスを示すものではありません。統計・数値は執筆時点(2026年8月)の公開情報(総務省消防庁、厚生労働省等)に基づいています。体調に不安のある方は、かかりつけ医にご相談ください。
ではまた氣の向く頃に

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電話番号 : 0885-35-0180


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