歩き方に対する誤解
2024/09/08
「なんでもないところで足がよく引っかかる。」
「最近、歩いていても足が上がらない。」
「よく転ぶ。」
利用者様から時折発せられる言葉です。
まず、これらの原因は人によって異なりますが、共通して「よくつまずくようになった」と表現され、それを「足が上がらない」からだと感じる人が多いようです。
原因を突き止めるためには検査や評価が必要ですが、ここではどなたにも共通する歩き方のアドバイスをお伝えします。
「モモ(ヒザ)をしっかり上げて歩きましょう」という指導には注意です。
実は、「モモをしっかり上げて歩く」という指導は間違いです。この方法では、かえって転倒のリスクが高まり、前に進みづらくなります。
運動会で「イチ、ニィー、イチ、ニィー、その場で行進〜!」という掛け声を思い出してください。モモを高く上げれば上げるほど、どのようなことが起きるでしょうか?
ぜひ、その場で体感してみてください。
片方のモモをゆっくり高く上げてみましょう。
すると骨盤はどうなりますか?
おそらく、骨盤は後ろに傾く(後傾)はずです。骨盤が後傾した状態では股関節の伸展が制限され、前に進むのが難しくなります。そして、重心も後方に寄り、転倒のリスクが高まります。
お年寄りは特に危険です。
正しい歩き方のポイント
楽に歩くためには、姿勢を正して、重心を高い位置に持っていき、前方に姿勢が倒れるように移動させます。
そして、脚を振り出すことよりも、しっかり蹴り出すことを意識しましょう。
そうすれば、自然と脚は前に出やすくなります。
もう一つ大切なのは、前に出た脚のつま先をしっかり上げ、踵(かかと)から接地することです。
これが出来たら、大きく腕を振って、元氣よく歩きましょう!
以上、この説明では十分に伝わらないと思いますので、ぜひリハビリここらdayにお越しください!
では、また氣が向く頃に!
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